不動産売買の参考書

不動産売却

不動産売却を成功させるためにはスタンスをしっかりと決めておく必要があります。スタンスを決める流れとしては、まず物件が売りやすいのか売りにくいのかを把握する必要があるでしょう。人口流入が続いている地域であれば不動産需要も高いですから買い手も見つかりやすく、売りやすいと考えられます。また、築年数の浅い物件も売りやすいという傾向はあるでしょう。物件が売りやすいかどうかは不動産会社とも相談する必要がありますが、その地域の不動産需要によって決まります。
次に、じっくり待つのかスピード重視なのかを決めなければなりません。売却できる価格と売却できるまでの期間はトレードオフの関係にあって、高く売ろうと思えばじっくり待つことが必要となることが多く、できるだけ早く売ろうと思えば価格を下げざるを得ません。ですから、このスタンスを決めることが必要です。
また、交渉をするときにも注意が必要です。「無理して買ってくれなくてもよい」というスタンスで行くのか、「とにかく早く買ってほしい」というスタンスで行くのかによって交渉の方法も異なってきます。このスタンスを決めることが重要で、価格にも影響してきますから、先に決めておきましょう。

不動産売却の税金

不動産を短期売買することによって利益を得ることは可能な場合がありますが、これが原因で不動産バブルが起こることもあり、日本経済全体としてはあまり好ましいことではありません。ですから、これを抑えるために税金を課すという方法は効果的なのですが、マイホームとして居住用の不動産の売買をしたい一般的な人にとっては、税金の金額が高くなると生活しにくくなります。このようなことから不動産売却をするときの税金については、保有期間によって税率を変えるような措置が執られています。
具体的には、長期譲渡所得と短期譲渡所得に区分されています。住宅として使用する場合には長期保有になることが多いですから、税率は低くなっていて、短期売買をする場合には税率は高くなっています。
長期と短期の区別についてですが、これは譲渡した年の1月1日の段階で所有期間が5年を超えるか5年以下かで区別されます。普通に住んでいれば5年は住むでしょうから、多くの場合には低い税率が適用されます。相続などで受け継いだ場合には、受け継いだ日が取得の日になるのではなくて、あくまで購入した日が取得の日になりますから、被相続人が購入した日が取得日として計算されます。

こういった素人にはちょっと難しい情報を親切にわかりやすく説明してくれる会社に若狭建物さんがあります。若狭建物さんは東十条に会社はありますが、取扱い物件の範囲は広く、特に川口や三郷のエリアの中古の一戸建ての自社物件を多く取り扱っていま す。ホームページもリニューアルして非常に見やすくなり、今まで以上にお得な物件探しがしやすくなりました。定期的にオープンハウスを開 催していますが、現地にしつこい営業マンがいたりしないので、気軽な感じで参加することが出来ます。

不動産売却査定

不動産売却をするのなら高額査定を得て、そして高額で売却したいと考えるのは当然のことですが、そのためにはコツを把握しておく必要があります。ある程度のコツがあるのですが、まず買い手のことを考える必要があるでしょう。
不動産売却をすれば、最終的には価格が調整されて取引が成立するわけですが、このときには買い手と売り手の考え方は異なると言うことを知っておかなければなりません。つまり、アピールポイントは異なるのです。

売ろうと思っている不動産には色々な魅力があるでしょう。例えば交通アクセスが優れていたり、間取りが非常に使いやすかったり、設備が最新だったりと色々な魅力はあるものなのですが、売り手が感じている魅力と買い手が感じている魅力とは異なります。売り手としては愛着もありますから、過大評価する傾向もあるようです。よく知っているだけに良い部分を見て価値が高いと考えがちなのですが、買い手にとってもそれ魅力だとは限らないという点に注意しておきましょう。
ですから、たいていは思っている価格よりも安い価格でしか売却できないでしょう。このような感覚は必要です。高額査定であったとすれば、その価格で売却できるように努力する必要はあります。

不動産売却を高く行うためには2つのポイントがあります。まず、一つ目はその売却予定の不動産は大切に手入れをしておくことです。売却するということは次のオーナーのマイホームになる訳です。当然ながら汚い我が家に住みたいと思う人はいないはずです。立地や環境はどうしようもありませんが物件の手入れは現オーナー様次第ですよ。もう一つは、こちらが肝になるのですが、信頼できる不動産会社を見つけることです。特に、地域密着した不動産会社さんであれば、物件のお客様探しにその土地ならではの情報戦略を活かしてくれますので特に期待できます。

不動産売却種類

不動産売却をする方法としては仲介と買取の二つがあるのですが、どちらの方法を選択する場合でも不動産会社を選ぶ事は必要です。不動産会社にも色々な種類があって、それぞれで得意としている取引の形態が異なっています。得意分野と不得意分野があると言えるでしょう。
例えば、賃貸不動産を専門的に扱っている不動産会社もあります。賃貸物件を紹介して、その仲介手数料で利益を得ている不動産会社であれば、不動産売却を依頼するには適していないでしょう。もちろんですが、不動産屋である限りは依頼をすればそれに応じてくれます。不動産会社はそれによって利益を得ることができるわけですから、応じてくれることは応じてくれるでしょう。しかし、得意ではない分野であれば有利に売却を進めることができない場合もあります。
では、どうやって不動産会社を選べば良いのかというと、実績を見るのが一番だと考えられます。不動産売却の実績が十分にある不動産会社を選ぶ事によって、有利に売却を進めることが出来る可能性は高くなります。
不動産会社にもいくつかの種類があるということを把握した上で、売却を依頼する不動産会社を選ぶ事は必要ですから、できるだけ実績のある不動産会社に依頼できるように選びましょう。

中古マンションの売却査定

Empty Reception Room新築で買ったマンションも、住んでいれば中古マンションになります。都内では、新築マンションよりも中古マンションの方が多く出回っていますので、そもそも買った物件が中古マンションだという方もいらっしゃることでしょう。築年数や程度にもよりますが、中古マンションは人気の物件にもなり得ます。特にリノベーションが流行っていることもありますので、中古マンションを高く売りたいのであれば、ターゲットを絞ってアプローチするのがコツになります。

そのためにもまずは相場を調査することをお勧めします。実際の査定時には、不動産会社にお願いしなければいけませんが、自分の中でいくらぐらいが相場なのかという相場観を持っていることは大変重要です。今はインターネットを使えば不動産ポータルサイトにアクセスすることで自分の物件に近い物件がいくらで市場に出回っているか確認することができます。また、同じマンション内で他の部屋が売りに出ているのを発見する場合もあるかもしれません。競合にはなりますが、それも大いに参考になるでしょう。

ある程度相場が分かってきたら、いよいよマンションの査定になります。「中古マンション 査定」と検索すればいくらでも査定を行ってくれる不動産会社が出てくることでしょう。恐らくその中には中古マンション一括査定のサイトも入ってくるとは思います。よく一括査定サイトは便利だなんて書かれていますが、ものすごい数の不動産会社から連絡が来ますので十分に一括査定サイトを利用するメリット・デメリットを理解して使うようにしましょう。安易に利用することで、思わぬストレスになることもあります。

おすすめしたいのが「住まいのバトン」という大和ホームズオンラインが運営する中古マンション売却査定サイトです。オンライン無料査定と、不動産鑑定士が訪問の上で行ってくれる訪問査定の2種類の査定方法で中古マンションの査定が行えます。前者では、不動産情報を扱う東京カンテイのデータベースを基本として、物件の適正価格を算出するシステムを独自に開発しており、後者の場合は東京カンテイの不動産鑑定士と一級建築士による調査を加えて、物件の適正価格を算出することが可能です。かなり正確な査定価格が出ることで評判ということもあり、まずはこちらを利用して基準にしてみるといいのはないでしょうか。

中古マンション売却は勢いではなく、慎重に行う必要があります。査定に念を入れるのは非常に大切なことなので、是非とも利用していただきたいサービスです。

任意売却とは

これだけ不況の時代ともなれば、せっかく買った憧れのマイホームの住宅ローン返済に苦しむ人たちもいるようで、そういった人たちの多くが競売にかけられて家を失ってしまいます。

そんな人たちに今更言っても仕方のないことかもしれませんが、そうならないためにも知識として知っておくとよいのが「任意売却」というものです。

任意売却とは、簡単に言うと、家のローンを限りなく帳消しに近い状態にする手続きのことです。その代り、当然ですが家は失うことになります。

自宅用に不動産を購入する場合、多くの方が金融機関から融資を受けることになると思います。不動産購入価格はかなり高額ですので、一括現金で支払うことはまず難しいからです。

住宅ローンという、自宅専用の融資制度があるため、こちらを活用する方が大半ですが、借り入れ申請当初、返済能力があるかを金融機関側で厳正な審査がなされます。

その審査に通過することで融資を受けられますが、借り入れ手続きの後に、たとえば勤めていた企業からリストラを受けるなど、生活環境が大きく変わることも往々にしてあります。

そうなると、借り入れした金額の返済が不能となり、自宅の物件を差し押さえられるという憂き目にあう可能性が出てきます。

こうなると、相場よりもかなり安い金額で競売にかけられ、かなり損をしてしまうことになります。

こうなる前に、任意売却をすることをお勧めします。任意売却のメリットは、自主的に売却をするので、通常の相場に近い売却金額を受領することができる点です。

また、任意売却をせず強制措置を受けると、そののちの生活に悪影響が及びます。

クレジットカードの利用制限を受けたりすることがあるので、こういった措置を受けることを回避できるというのも大きなメリットです。

実際、競売と何が違うのかという疑問が湧きますよね。確かにこれだけ聞くとほとんど同じように感じてしまうかもしれません。

しかしながら任意売却と競売は全く違うのです。よく「任意売却は温かく、競売は冷たい」という表現が使われるほど違いがあります。覚えておきましょう。

借地権付き物件の売却について

pixta_32883284_S (1)不動産売却というと単純ですが、日本には独自の土地にまつわる「借地・底地」という者があります。個人で所有する建物であれば、売ろうが何をしようが好きにできます。所有者の自由です。しかし、特に都心に近いほど借地に立っている建物は多いものです。このような借地権付きの不動産物件はそもそも売却することはできるのでしょうか?

結論から言えば、売却することはできます。しかし、やはり自分の土地ではないことから売却する上での制約はあるものです。借地権の内容次第にもよりますが、建物ごと売却することができるのです。多くは第三者に売却するのですが、この際に注意しなければいけないのは地主の承諾が必要ということです。でも、これは普通に考えれば分かりますよね。しかし、地主の承諾をもらうにはお金を払う必要があります。承諾料の相場は、借地権の10%前後と言われています。

しかし、何かと複雑なのがこの借地権です。もし、地主の方が売却を承認してくれなかったり、承諾料などでもめることになれば裁判になります。これはできるだけ避けたいことで、もし裁判に勝てたとしても、地主との関係が悪くなった物件は買手がつきにくくなる可能性もあるからです。

このように、借地権付き物件を上手に売るには、借地権売買も専門に行っているような不動産会社に依頼をするといいでしょう。「借地権売却」で検索すると出てくる不動産業者の多くは直接買取のケースが多く、あくまでも仲介をするこちらの借地権売却業者がいいと思います。業界で唯一の入札制で価格競争の上で値付けをしてくれるので、希望額に近い金額で売却することも可能です。もちろん地主様との件もこちらの専属司法書士が対応してくれるようなのでトラブルは気にしないで大丈夫のようです。

共有名義不動産の売却

af0100014620w不動産の購入には多額の資金を準備する必要があります。足りない資金は住宅ローンなどの借入れに頼ることになりますが、自分1人で購入することが困難な場合には夫婦や両親と共同で購入することもあるかもしれません。

共同で購入した場合、その不動産は共有名義という扱いになります。また、出したお金によって不動産所有の比率(=共有持分)が決まります。4,000万円の物件を自分が3,000万円、自分のパートナーが1,000万円出したとすると、自分の共有持分は3/4、パートナーの共有持分は1/4になります。共有名義にすると、住宅ローンの控除を2重に受けられるといったメリットがあります。これは購入価格の一定割合を所得税から税額控除できる制度で、年末の住宅ローン残高の1%が税控除できます。それぞれ1%ずつ控除できれば、全体の出費もかなり抑えられます。

逆に、売却の際に共有者全員の同意がなければいけないと思われがちですが、実は自己持分のみを売却したい場合、他の共有者の承諾や同意はまったく必要ありません。共有者全員ではなく、その中の数名だけが自己持分を売却するときも同様、共有者全員の同意はいりません。共有名義の不動産売却を考えた場合、必ずしも共有者全員の意思が統一されているとは限りません。売却を拒み続ける共有者が1人でもいたら不動産全体の売却もできなくなってしまいます。そこで民法206条では所有物を自由に売却することの権利として自己持分のみの売却が認められているのです。

もちろん共有名義の不動産は共有者全員で売却することが最善ではありますが、「共有者である親族のトラブルからいち早く離脱したい」「共有者の1人が売却に応じない」「他の共有者から持分をタダでよこせと言われている」「後顧の憂いを断ちたい」「離婚したため売ってしまいたい」など簡単に売却できない事情もあります。共有者間のトラブルに発展することも多いため、なるべく早い段階で専門家に相談し、対策を講じることをおすすめします。

投資用不動産の売却

xf1615019703x不動産投資はもちろん不動産収益を得ることが目的ですが、売却のタイミングなども重要なポイントです。収益が上がっているうちに売ることもそうですが、タイミングを逃すと高くは売れません。

もちろん、収益の上がっている物件であることは重要なのですが、もう一つ、不動産会社をよく選ぶということも大切です。投資用不動産の売却は一般不動産の売却とは訳が違います。

やはり投資用不動産売却に強い不動産会社に依頼するのがベストです。一般の不動産売却についての情報は多いと思いますが、投資用不動産売却の情報はまた違いますので、よく収集してみてください。

場合によっては売値が1.5倍~2倍もかわってしまうケースもあるそうです。売買を繰り返す投資家の場合にはできるだけ利ざやを大きくとる必要があるので、売価は非常に重要です。

日本では中古不動産の市場があまり大きくありませんでしたが、西欧諸国に倣って、中古不動産市場を拡大させていく動きがみえています。

日本家屋は非常にクオリティが高く、最低でも50年は問題なく住まうことができるはずなのですが、中古になると売価が極端にさがってしまうのであまり一般人は売りに出さずに一箇所に住み続けるのが現状です。

今後は中古業界が賑わい、不動産売買もしやすくなっていくのではないでしょうか。一度きりの人生ですから、いろいろな場所に住むという価値も見直されてほしいものです。