不動産売買の参考書

借地権付き物件の売却について

pixta_32883284_S (1)不動産売却というと単純ですが、日本には独自の土地にまつわる「借地・底地」という者があります。個人で所有する建物であれば、売ろうが何をしようが好きにできます。所有者の自由です。しかし、特に都心に近いほど借地に立っている建物は多いものです。このような借地権付きの不動産物件はそもそも売却することはできるのでしょうか?

結論から言えば、売却することはできます。しかし、やはり自分の土地ではないことから売却する上での制約はあるものです。借地権の内容次第にもよりますが、建物ごと売却することができるのです。多くは第三者に売却するのですが、この際に注意しなければいけないのは地主の承諾が必要ということです。でも、これは普通に考えれば分かりますよね。しかし、地主の承諾をもらうにはお金を払う必要があります。承諾料の相場は、借地権の10%前後と言われています。

しかし、何かと複雑なのがこの借地権です。もし、地主の方が売却を承認してくれなかったり、承諾料などでもめることになれば裁判になります。これはできるだけ避けたいことで、もし裁判に勝てたとしても、地主との関係が悪くなった物件は買手がつきにくくなる可能性もあるからです。

このように、借地権付き物件を上手に売るには、借地権売買も専門に行っているような不動産会社に依頼をするといいでしょう。「借地権売却」で検索すると出てくる不動産業者の多くは直接買取のケースが多く、あくまでも仲介をするこちらの借地権売却業者がいいと思います。業界で唯一の入札制で価格競争の上で値付けをしてくれるので、希望額に近い金額で売却することも可能です。もちろん地主様との件もこちらの専属司法書士が対応してくれるようなのでトラブルは気にしないで大丈夫のようです。